第190回市川スマイルトーストマスターズ例会記録

前回例会から約1ヵ月後となる本日、H松会長の挨拶にもありました通り、お久しぶりの再会となる皆さんの服装からも季節の変化が感じ取れました。

 

さて、本日はK栖さんの入会式から開始。会員担当副会長のK山さんがインタビュー形式でK栖さんのお人柄を紹介してくださいました。参加のきっかけ、クラブの印象、(話せる範囲で結構ですのでという前置きの気遣いしつつも)どんなお仕事をされているか、趣味、入会後の目標など。

多趣味でいらっしゃるK栖さん、どんなお話を聴かせてくださるのか楽しみです。これからどうぞよろしくお願いいたします!

 

本日の例会の司会者・TMOEは、安心感を与えてくださる視線を持つI葉Kさんです。

 

今日の言葉は「流石」

「この漢字は読めますか?」今日の言葉を担当するA國さんがLビータさんに問いかけると…

「『さすが』です」「おぉ~」「さすが」は、このように感心することを指す意味ですが、「『さすがに』Lビータさんも語源は知らないでしょう」と言うように、一方を認めつつも「さすがに」と相反する感情を抱く時も使います。また、語源とされる故事「「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」には、自分の失敗を認めず、へりくつを並べて言い逃れするという意味があるとのこと。「枕石漱流(ちんせきそうりゅう)石を枕にして川の流れで口をすすぐ」と言いたかったのに、誤って「漱石枕流」と言ってしまったことを認めず、「流れに枕するのは耳を洗うためで、石ですすぐのは歯を磨くためだ」と言い返したという逸話からくる意味で、夏目漱石というペンネームの由来とのこと。まるで一つの完成されたスピーチを聴いているようでした。さすが~!

 

計時係・集計係・えーとカウンター・文法係・リアクションリーダーの各役割説明の後、24時間以内にあった良かったこと&新しいことを、全員で輪になって話すGood&Newを行い、例会進行のためのウォーミングアップは完了。

 

本日のテーブルトピックスマスターは、Tハオさん。 

「昨年東京に転勤してきました。これまでに住んだ場所は2か所あり、それぞれよいところです。でも、他の場所にも住んでみたいと思います。皆さんのお薦めの場所を教えてください。」 

「旅行に行くことが好きです。暇な時にはどこに行きますか。」 

「日本の習慣、外国の習慣は違います。外国人が日本の習慣を知らないと、日本人の方は気を悪くするかもしれません。外国人が知っておいた方がよい日本の習慣を教えてください。」 

「海外から友達が来た時に食事をするためのお店の予約がとれない、など困ることがあります。どのようなお店がお薦めですか。」 

前半2問は具体的な場所を挙げて、なぜそう考えるかの説明でK山さん、N木さんが回答、3問目は普段考えたことがないと難しいところですが、本日入会のK栖さん、がんばりました。飲食店の一種であるスナックは「スナック菓子」と間違える方がいるとのこと、なるほど!4問目の回答は、他クラブに所属されていて、本日、遊びに来てくださったS水さんで、お寿司屋さん、そのなかでも回転寿司店とのこと、参考になります!

 

本日が例会参加3回目のTハオさん、準備をしっかりされており、素晴らしいテーブルトピックスマスターとしての進行でした。質問も言葉の選択も丁寧でお手本にしたい、また、日本語を母国語とするものとして、Tハオさんのお手本となるような話し方をしたい、と思わせてくださる方です。

 

次は準備スピーチ。  

1人目のスピーカーはM幸さん

CC#7「トピックのリサーチ」 題名:「キャリアドリフト」 

今年5年ぶり4回目の転職をされたM幸さん。ご自分のキャリアの変遷を示す言葉は「キャリアドリフト」と言えるのかもしれないが、ドリフトは漂流という意味であり、あまりよい響きではないことから、何か他の言葉はないか、と考えていたところ、知ることになった「計画された偶発性理論」という考え方。「偶然」に出会うためには、何も行動せずに待っているのではなく、5つの要素「好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・冒険心」を持って、自身の資質を伸ばすことが必要。転職を考える方は、この理論を参考にされてみてはいかがでしょうと、時に笑いも起こるスライド内容とともに、分かりやすくスピーチしてくださいました。

 

2人目のスピーカーはT橋Tさん

CC#9「パワフルな説得」 題名:「そのコーヒーには課題がある」 

ユニークな視点と巧みな言葉使いで、上蓋付き紙コップで提供されるコーヒーの課題を示し、その解決策まで導いたT橋Tさん。上蓋なし紙コップで飲むコーヒーはコップを大きく傾けなくても飲める、一方、上蓋付きの場合、紙コップの縁よりも、上蓋の縁の方が高いため、上蓋なしに比較して大きく傾けないと飲むことが出来ない。この傾きのギャップが、上蓋付き紙コップコーヒーが人の口を火傷させる原因であり、このコーヒーの課題である。それを解決するためには・・・。解決策を知りたい方はぜひ例会にいらしてください!

 

3人目のスピーカーはH松さん

「楽しませるスピーカー」よりAC#1「楽しませるスピーチ」 題名:「ある日、雪の坂道で」

ボーカルバラエティ、ボディランゲージ、H松さんが、これまでに学び、身に着けられたスピーチの質を高める要素をふんだんに盛り込んだ、聴きごたえのあるスピーチでした。家の近所の雪の坂道、上がれなくなった配達車を近所のお姉さんたち、お姉さんの旦那さんも加わり、皆の工夫と協力で無事上がらせることができました。車を押し上げる時についたズボンの泥汚れはクリーニングに出しても落ちず、同じ事態になってももうやらない、という考えがよぎったこともありました。しかし、後日、あの時の車のお兄さんがH松家の担当地域の方であることが分かり、協力して事を成し遂げた心地よさをもう一度思い出しました。やっぱりやろう、でも「今度は泥に十分気を付けながら」。会話形式と状況説明のバランスが良く、秀逸。

  

休憩を挟んで論評の部。私Mi井が総合論評を務めました。文法係の方が所用で途中退出されたため、適宜指名させて頂きました。文法係の役割は(おそらく、えーとカウンターも)、予め当てられていないと気づくことが難しい、、と改めて感じました。とは言え、突然の指名にも関わらず、H松さんの比喩の豊富さなど印象に残った言葉の特徴について挙げてくださいました。各スピーチに対する論評者は、H川さん、1ヵ月だけ例会を休もうと思っていたら、気づけば5ヵ月ぶり!の参加になるT田さん、Mu井さん。各論評者がそれぞれに改善点として示したポイントは、スピーカーにも、他の参加者にとっても納得のいくものだったと思いました。

 

本日の受賞者

頑張った大賞:挑戦の姿勢を身体で示したS水さん

      (コスプレは頑張ってやっている訳ではない、とのことではありますが…)

ベストTTスピーカー賞:S水さん (ダブル受賞!)

ベスト論評賞:Mu井さん 

ベストスピーカー賞:H松さん 

でした。 

  

最後までお読みいただき、ありがとうございました! 次回例会は、10/28(土)17:30よりI-linkで行われます。 ご興味のある方はぜひ足をお運びください。