第182回 市川スマイルトーストマスターズ例会記録

市川スマイルトーストマスターズクラブ第182回例会  2017年6月10日(土)


例会前、市川のファミレスで新旧役員が集まり引継ぎを終えました。いよいよ残すところあと2回の例会で今期も終わり。
そんな気持ちで例会に参加したからか、余韻が残るほど充実した2時間でした。


「人前で話すのが苦手だから克服したい。」
メンバーの大半がそのような理由で入会し参加し続けることで確実に成長しています。

よかったらぜひ一度見学にお越しくださいね。

 

それでは例会の様子をお伝えします。 キーワードは”初”。
今夜の司会(TMOE)は、現会長のTさんです。


会長の集大成のように、随所にアイデアが光った例会でした。事前に例会のテーマ「楽しくてためになる」と掲げたり、Good&Newという24時間以内にあった良い事や新しい事を話すコーナーでは、趣向を変え会場全体を使ったりと、例会を盛り上げたい!という会長の姿勢こそ”楽しくてため”になりました。

 

まず今日の言葉は、「わびさび」。

日本の文化を象徴するような日本語をベテランM田さんがアメリカや中国出身のメンバーにも分かりやすく、意味や使い方の例を説明してくれました。

 

今夜のヘルパーは、初の計時係Mメッドさん、初の集計係LVタさん&H松さん、えーとカウンター久しぶり参加のK村さん、文法係は大蔵省Mi 井さん、リアクションリーダーは新婚旅行から帰国したばかりのA國さん。初の役割MメッドさんもLVタさんもきっちりと役割をこなしていました。特に、次期会長のH松さんはアメリカ出身のLVタさんのためにローマ字で説明文を用意してくれました。

 


さて、出された質問に即興で答えるテーブルトピックスのコーナーを担当するのは、中国出身のスレンダーボディのK琳さん。初めての役割なのに動画を流してそこから派生した質問をするという斬新なスタイルで会を盛り上げました。そのがんばりに”がんばったで賞”を獲得しました。
そして例会のメインイベント準備スピーチは、偶然にも3名全員が7月から新役員となるメンバーです。


1番目のスピーカーは、K山さん。
タイトルは、「より楽しくてためになるクラブをつくる」。来期広報担当となるK山さんは入会して1年。クラブへの感謝と広報担当としてクラブへの恩返しをしたいというスピーチでは、ご自身がゲストできた時に感じた思いをもとに”未来の会員の方との接点になる”ツール作りについて具体的な計画を披露しました。いつもロジカルでどちらかというとクールなタイプのK山さんの内に秘めた熱い想いが聞き手の心を捉え、最後にはBBQマスターの立場を活かした肉の提供という”マニュフェスト”でメンバーの胃袋をがっちりつかみました。
2番目のスピーカーは、R沙さん。次期教育担当です。
タイトル「湾生から考える日本人とは」一見難しそうな印象。
しかしプロジェクターに映し出されたのは、ご存じ「ふるさと」の歌詞。全員で歌いましょうといきなり合唱で始まり一気にスピーチへの関心が高まりました。
湾生とは、戦前日本統治下の台湾で生まれた日本人のことで戦後日本に引き上げることを余儀なくされた人々のこと。(wikipediaより)日本人ではあるけど彼らにとって日本がふるさとではないことを、海外経験豊富なR沙さんの視点で話してくれました。湾生という戦後の犠牲者の存在を知り、仲間のスピーチを通じて様々な情報を得ることができるのもトーストマスターズの醍醐味のひとつだと実感したスピーチでした。


そして最後のスピーカーは、O室さん。次期広報担当です。
タイトルは「 楽しくてタメになるHORAHUKI」。
今秋行われるほら吹きコンテストに参加表明をしているO室さん。まずはほら吹きの語源について、ビジュアルエイドやほら貝の音を活用し、何度もうなずくほど分かりやすい説明からスタート。古事記の一節を引用して、いにしえの日本で既に大ぼらを吹いていたと展開し、O室さんの目指すほら吹きは、単に面白いだけではなく「楽しくてためになるほら吹き」であり、初公開となるほら吹き話を披露してくれました。例会前から準備に余念がなく、アイデアの豊富さに目を見張るスピーチでした。

 

さて、後半は論評の部です。
初めてずくしの今夜、初総合論評のO内さんです。さすがのO内さんも始めは動揺した様子でしたが、例会の総合論評は驚くほど細かく丁寧に良い点をピックアップし、わかりやすい理由をご自身の言葉で述べていました。特に論評者が自分で気づかないようなポイントを簡潔に伝えていたのは論評者にとって自信につながるだろうと感じました。


準備スピーチへの論評者一人目は、N山さんの初論評。
N山さんは次期会計担当。次期役員仲間のスピーチに「明るいクラブになりそう!」とスピーチの感想をずばっと話し、初めてとは思えない洞察力とアウトプット力で母性でスピーカーを包み込むような論評でした。

 

二人目は、久しぶりの参加のI葉さん。
水が岩肌をさらさら流れるように良い点をテンポよく伝えていき、次回以降スピーカーが確実により良いスピーチをできるような改善点を明確に示しました。寝不足が続いていてもベテランは安定という言葉がぴったりでした。

 

三人目は、論評2回目のH川さん。
ご自身がまだスピーチしていないプロジェクトの論評は難しいところがありますが、落ち着いた口調でしっかりとスピーカーを見ながら一言一言丁寧に伝えていました。一番良かったのはH川さんが考えていた「ほら吹き」のイメージがO室さんのスピーチを聞いて変化したことを述べていた事です。CC後半のプロジェクトになると「説得」「鼓舞する」など聞き手の感情へ訴えるものがあり、O室さんのスピーチレベルの向上を裏付けた素敵な論評でした。

 

受賞者は以下の通り。
がんばったで賞 K琳さん
ベストテーブルトピックス賞 MU井さん
ベスト論評賞 N山さん
ベストスピーカー賞 K山さん

 

最後にK地さん、M幸さんの仕事観についての話、次期会長のH松さんの話で和んだところで閉会でした。

 

次回の例会は、6月24日(土) 17:30-19:30 @市川市I-linkルーム
通常の例会に加えて役員交代式を行います。見学ご希望の方はお気軽にご連絡ください。